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ラジオすら聴かなかった広報担当が、社内ラジオを半年やってみて

2024年2月に社内ラジオを始めて、気付けば半年が経ちました。これまでに33回の配信、出演ゲストは47名!たくさんのメンバーの協力があり、ここまでこれて感謝でいっぱいです。今回は当社のラジオ作りやこれまでの振り返りを、広報担当の甲田が書いていきたいと思います。


社内ラジオを始めた理由

ずばり、コミュニケーションの活性化です。社員数の急増やリモートメンバーも多いため、「顔と名前が一致しない」、「どんな人かわからない」ということが増えました。とくに、エンジニアはリモート率が高いので、ビジネス職とエンジニア職との関わりはなかなか生まれづらい状況でした。そこで、まずはお互いを知る場を作って、コミュニケーションのきっかけを作りたいという想いから、社内ラジオを始めました。

というのが、私が広報に異動する前の話です。(2023年12月までは、Relance(リランス)事業部でキャリアアドバイザーを担当していました)

社内ラジオ運営の任命

広報に異動して間もない2024年1月、上司から社内ラジオをやりたいので運営&パーソナリティよろしくねと。「いやぁ…まじか」と思いました。普段ラジオはまったく聞かないし、できれば表に出ず隠れていたかったので、今だから言うと当時は正直やりたくありませんでした(笑)

でも、私自身お互いを知れる場は欲しいと思っていたし、同じように思ってる人は他にもいるかもしれないと思ったら、「やるしかないし、やるべきだ」と腹を括りました。この日から、家にいるときや休日の運転中などにラジオを聴きまくっていました。

まずラジオの名前を決める

腹を括ったところで、まずはラジオの名前決めです。同じ部署のメンバーに募ったところ、たくさん案を出してくれました。

そこからみんなで考えた結果、「スリーシェイクラジオ(仮)」になりました。”仮”にした理由は、リスナーも含めてみんなでラジオを作っていく、そしてその中で決めるのがいいんじゃないかということで、この名前に決まりました。

ただ、変えるタイミングを逃し、半年以上経った今も「スリーシェイクラジオ(仮)」のままです。これからも作り続けるという都合のいい意味を込めて、”仮”のままでいいかなと勝手に思っています(笑)

配信までの準備

ここからは配信までの流れや使用ツールなどについて記載します。

収録・配信方法
収録機器:Hollyland Lark Max ラべリアマイク

こちらのマイクはとてもおすすめです。ラジオ収録の他にもイベントの動画配信でも使用したのですが、音質や簡単な設定、持ち運びやすさから重宝しています。ちなみに最初はiPhoneのボイスメモや低価格なコンデンサーマイクを使用していましたが、音質に拘りたいとなり購入しました。

編集ソフト:Video Proc Vlogger
無料ソフトを使用しています。一部カットやBGMを付けるだけであれば十分だと思います。

配信方法:Slack
Slackに「#3shake_radio」というラジオ配信専用のチャンネルを作成しています。アーカイブはnotionにまとめています。VoicyやPodcastでの配信も考えましたが、最初はコストをかけずにということでSlackでの配信を選びました。(なんだかんだ今もSlack)

こんな感じで配信しています

配信日時
週1回配信
毎週木曜日 8時
(通勤時やお昼休みに聴けるのでいい)

キャスティング
個人的に一番大変なのがここです。
週1回の配信なので「やばい、次誰に出てもらおう…」と、追われ続けています。みんな忙しいと思うし、普段接点のないメンバーは、いきなり出演依頼をして出てくれるのか…?と。ただ、そんな不安とは裏腹にみんな快く出演OKをしてくれて本当に感謝です。でも週1配信なので、「うわああ再来週どうしよう」といつも焦っています、、(笑)

これまでに実施した企画&これからやりたい企画

これまで下記のような企画を実施しました。一人で出演いただくことも多いですが、なるべく2名以上での出演を心掛けています。理由は、1回の配信でより多くのメンバーを知ってほしい、ラジオ出演を通して新しいコミュニケーションを生みたいという点です。

〈今までにやった企画〉
・代表が語るあれこれ
・パパママ座談会
・卒業スペシャル(卒業生を送る会)
・エンジニア Tech Talk(当社は社員数の6~7割がエンジニアなので、エンジニアの出演を増やしたい!)
・おじトーーク
・らーおじのオススメらーめん紹介 etc

〈これからやりたい企画〉
・同じ趣味で集まる会(猫好き、筋トレ好き、サッカー好きなど)
・各部署から代表1名が集まる会(当社はマルチプロダクトなので、各プロダクト/サービスから集まったら面白そう)
・社内で"神"と呼ばれるエンジニアへの質問会
・吉田さん(代表)被害者の会(各部長は、吉田さんが広げた風呂敷を畳むに苦労しているそうです(笑))

などなど!(ネタはいつでも欲しい)

半年やってみてわかった気付きや失敗

小さなミスも含めると様々な失敗がありましたが、その中でもとくに致命的だった2点を書きます。

〈失敗〉
音声(音量)にバラつきがあって聴きづらい!
最初の頃は、出演者の音声にバラつきがあり聴きづらいという声がありました。一つのマイクで収録していたこともあり、声が通りやすい人・通りにくい人でバラつきが出ていました。ラジオは音声のみで届けるコンテンツなので致命的。ということで、ラべリアマイクを購入!マイクごとに音量調整ができるのと何より音質がいいので、かなりクリアになりました。マイク大事。

顔と名前一致しないやん!
そうです、顔と名前の一致を一つの目的にしているのに配信時に写真を載せていませんでした。これも致命的なミスです(涙)その次の収録からはメンバーの写真を撮り、配信時に載せたところ、「〇〇さんの顔初めてみた!」、「(懇親会で)あのときラジオ出てましたよね?」など嬉しい反応がありました。音声はもちろんですが、視覚情報も大事ですね。

写真を載せるようになった第6回~33回

〈良かったこと〉
他部署メンバーを知ることができる
これが一番の目標でもあり、最大の効果だと思っています。同じ職種であれば部署を横断して情報共有をすることがありますが、職種も異なるとなかなか接点がありません。それをラジオを通して少しでも知ることで、新しいコミュニケーションに繋がることを実感しました。

パーソナリティだからこそできること
これは個人的なことですが、パーソナリティをやって出演者のことを調べたり収録で実際に話すことで、私自身がその人を知ることができたのが本当によかったです。そして、私が出演者と関わりを持てたことで、ラジオ以外の場でも出演者と誰かを繋げることもできました。

おわりに

2024年2月29日に配信開始したラジオも、気付けば半年以上経ちました。最初は自分がパーソナリティーなんてできる?みんな出演してくれる?なんかもう色々大丈夫?と不安しかありませんでしたが、今は社内ラジオをやれて本当によかったと思っています。

ラジオを通して、誰かにメッセージを届けたり、共通の趣味や意外な一面を知ったり、「〇〇さんこんな人だったんだ!」と興味を持つきっかけになったり。出演したメンバーに直接「ラジオ聴いたよ!」という声もあったり。こうやってコミュニケーションが生まれる、増えることが何より嬉しいです。

もし最近社員同士の関わりが希薄になっているなと感じている企業さんがいたら、出演者の協力ありきではありますが、ぜひやっていただきたいなと思っています。その際、少しでも本記事が参考になれば嬉しいです。

長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!