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セレンディピティを引き起こす5つの方法〜「数と質」どちらが大事なのかに終止符を〜

はじめに

こんにちは。スリーシェイクのRelance(リランス)という
フリーランスエンジニアと採用企業をマッチングするエージェント事業の
統括をしている斎藤 健太です。

私は常に「数(量)」やそこから導き出される分析にこだわっているのですが、それは何故かを共有できたらと思っています。

数をこなすって大変ですよね、、、でも本当に大事なんです。大事だとわかれば少しは頑張れる(?)と思って、この記事が数に喘ぐみなさんの救いになることを祈ります。


人はなぜ数をこなさなければいけないのか

数と質ってよく語られますよね。特にビジネスシーンにおいてはよく聞かれるキーワードですが実は、スポーツやクリエイティブ、さらには恋愛などコミュニケーションにおいても数と質というのは重要なテーマだと思っています。数を追うのか、質を追うのか、数があるから質が生まれるのか、色々な派閥が存在する話でもありますし、正解はないかもしれません。

ですが、なんとなく「数=泥臭く、カッコよくない」「質=ロジカルでクール、カッコいい」みたいなイメージを持たれていることが多く、数はいつも可哀想でもあります。なのでイメージ向上委員会としてハッキリ言いたいと思いますが何事も「絶対に数をやらないとダメ」です。色々な理由がありますが、その一つはセレンディピティを引き起こすためです。

セレンディピティとは

ここでセレンディピティについて簡単に説明をしておきます。

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

Wikipediaより引用

素敵な言葉ですね、、、セレンディピティ。みなさんも口に出して何度も言ってみましょう。1/2の確率で噛むと思います。元々は童話から生まれた言葉であり、今はビジネスシーンで使われる言葉になっています。

近しい言葉としてシンクロニシティもありますが、より狙って引き起こすのがセレンディピティとされています。

数にこだわる理由=セレンディピティを引き起こすため=偶然をきっかけに幸運を掴み取るためというのが今回の記事で伝えたいことですね。

なぜセレンディピティが大事か

簡単に言うと世の中自分の思い通りになることがほとんどないからです。最初に立てた事業計画はしょっちゅう修正されますし、うまくいくと思っていた商談はよくわからない理由で失注したり、絶対にうまくいくと思っていたデートは、新調した靴でかえって靴擦れして歩けなくなって妙な雰囲気になってしまったり。ああ、この世はまさに諸行無常、うまくいかないことばかりです。だからこそ、何度もやる、いくらでもする。それによって狙っていなかった結果を得る。それをヒントに次に繋げていく。その結果、最初に思っていなかったまた別の素敵な結果に辿り着く。素敵な偶然のその先に新しい希望を見出す。これが変化の激しいこの世界で楽しく生きていくにはとても大事であり、セレンディピティを大事と思う理由です。偶然を積み重ねるには何度も動くしかないですよね。偶然は狙って起こせないから偶然です。素敵な偶然に巡り合うには・・もう言うまでもないですね。数と向き合いましょうみなさん。

セレンディピティを引き起こしやすくする方法

数をこなすのが大事な理由は、外的要因に翻弄される世界において、数の積み重ねによる偶然の幸運を掴み取るためというのは説明してきた通りです。ですがまだちょっと抽象的ですね。「言ってることはわかるけどさ」な感じです。せっかくなので私が思うセレンディピティを引き起こしやすくする方法について、ビジネス寄りに具体的に話をしてみます。調べればメジャーなものはたくさん出てくるのはあくまでここでは私個人的なものでご参考になれば。

1、他人のコミュニケーションシーンを自分ならどうするかを投影して考える

仕事をしているとミーティングや商談など、人と人のコミュニケーションシーンだらけです。ミーティングでも商談でもいいのですが、他人同士がやりとりしているシーンのどちらかの登場人物を自分に置き換えてみてください。要するに自分ごとにしてみましょうということです。自分ごとにするというのはどういうことか、自分ならこう答える、提案する、意見するをイメージするということです。当然他人同士のやりとりですから想定通りのやりとりはされないでしょう。その時の違い気づきに繋がります。傍観者として俯瞰してみるよりも当事者として没入してみてください。気づきの量が桁違いに得られます。気づきの量が増えることで新しい発見に至り、セレンディピティが起こり安くなります。

2、常に機会が回ってくるようスタンバイしておく

機会は主体的につくるもの、といっても中々そうはいかないことも多いです。なので自分が動かなくても機会が回ってくるように、回ってきた時に対応できるようスタンバイしておくことをおすすめします。名刺は常に持ち歩いておく、複数事業の会社ならクロスセルの機会もあるでしょう。その時によくトスアップしてくれる人の近くにいる。ジャケットを用意しておいて、いつでも挨拶ができるようにしておく。いつでも動き出せるようにスタンバイしておくことでセレンディピティに近づくことができます。私はリモート・出社でいくと出社していることが多いのですが、理由の一つはこれです。

3、「私の仕事は〜〜なんで」と線引きしない

スタートアップやベンチャーでは特に必須のマインドですが、自身の仕事の範囲は定めない方が絶対に良いです。スペシャリティが失われる、仕事が増えすぎる、何でも屋(悪く言うと器用貧乏)になる、など思ってしまう気持ちはわかりますが、予想外な幸運は(当然ながら)自分の予想の範囲外に落ちています。所謂私の仕事という範囲内のことだけではなく、範囲外のことに取り組んでみましょう。新しい気づきに溢れ、物によっては範囲内の仕事にも好影響をもたらすこともあります。私は色々な仕事を兼務していますが、全てが全ての仕事に活きているとハッキリ断言できます。一応補足すると、本業ではない仕事に手を拡げる場合は責任の所在だけハッキリしておくことをお勧めするのですが、これはまた別のタイミングで書こうと思います。

4、様々な役割の人と接点を持てる環境を構築する

2と重なることもありますが、受動的でも様々な人と接点が持てる立ち位置を築くことも大事です。古くは飲みニケーションでもいいですし、業務でその立ち位置を得ることも有効です。有志で発足するプロジェクトに入る、部活動があるなら興味がある物に入ってみる。宙に浮いている複数部署が関わる仕事に手を挙げて携わってみる、色々なやり方があります。私はカメラが趣味なんですが、実はスリーシェイクの採用ページの写真の9割は私が撮影しています。これもね、実は接点を持てる環境構築を狙っていることなんです(嘘です、写真撮りたいだけです)。繰り返しですが能動的に接点を増やすには限界があります。受動的でも関われるように環境を構築する、これにより機会が増え、結果セレンディピティが起こるというわけです。

5、なんで?なんで?思考を絶やさない

事象には背景が存在します。事象の背景を考察することに取り組んでみてください。なぜこの商談が上手くいったのか、なぜマーケティング施策は想定より悪い結果だったのか、なぜこのポジションの人材採用をするのか、私たちの周りには色々な背景による事象がそこここで起きています。背景を考察していくとそこには誰かの思惑や色々な情報に辿り着くでしょう。その辿り着いた情報こそがセレンディピティの種になります。色々なことが起こる世界で、意図を持たず事象を流していくことと、考察を尽くすこと、どちらが機会につながるかは明白です。常になんで?を尽くしていくようにしてみましょう。

おわりに

今回はセレンディピティと数についてをテーマに書いてみました。不確定な物事が多い現代だからこそ、偶然な幸運を掴み取って重ねていくことが大事で、そこには数が大事であるという至極シンプルなお話しでした。ただ、何事も数をやるって本当に大変なので、動機というか「やることでこんな未来があるんだ!」と思える、そんな救いの一つになるのであれば幸いです。素敵な偶然を待つのではなく、自ら引き起こしていく。運も実力のうちという言葉も今なら納得度が高い気がします。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

いつもながらですが、スリーシェイクでは採用活動頑張っています!興味がある方はカジュアルにお話もできますので、ぜひ!


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