【研修レポート】”体験型”の研修で、経営視点を養う
こんにちは!スリーシェイク広報担当の甲田です!
今回は、株式会社NEXERAの牧野さんをお招きし、当社の人事担当神谷との対談を行いました。本対談では、研修の目的や当日の様子、人材に対する考え方などについてお話しています。
▼プロフィール
牧野 雄太 / 株式会社NEXERA Learning Director
株式会社NTTドコモに入社し、法人営業を経験後は、スマートフォンの企画開発やプロダクトマーケティングを担当。その後、株式会社NEXERAに入社し、ファシリテーターとして研修を担当。
神谷 航 / 株式会社スリーシェイク HR本部 プランニングチーム マネジャー
ベンチャー企業を中心に人事職を7年ほど経験し、2021年8月に株式会社スリーシェイクに入社し、主に人事・評価制度の企画を担当。
『経営視点』を身に付け、視座を高める
甲田:今回、どのような背景と目的で研修を行ったのでしょうか?
神谷:背景は、経営層とのコミュニケーションの中で、「経営視点を身に付けて、視座を上げていきたいよね」という会話があったのがきっかけです。今後マネジャーおよびマネジャー候補をつくることが課題でもあるので、経営視点をつけてほしいという想いがありました。
また、目的は会社の売上を上げることが一番ですが、HRの存在意義として、売上と組織を最大化していくことが一つのミッションなので、そこに関わる人材のレベルを上げていく必要があると考えています。そのためには人材への投資が重要だとなりました。
甲田:普段仕事をしていると目の前の業務に必死で、”経営”について意識を向けることは正直なかったので、今回の研修はいいきっかけになりました。(私も研修に参加しました)
先ほど、「人材への投資」という言葉が出ましたが、会社として”人”についてどんな想いがあるのでしょうか?
神谷:現在のフェーズ(シリーズB)だと、多分目先の売上をとにかく追う会社が圧倒的に多いと思いますが、当社は先を見据えて”人”にフォーカスしているので、人材に対する優先順位は非常に高いです。売上を作るのは”人”なので、そこを最優先に投資をしています。
”体験型”だからこそ得られるもの
甲田:数ある研修の中から、なぜ、Marketing Town研修を選んだのですか?
神谷:『体験型』であるということです。座学研修だと、理解することができてもなかなか実践に落とし込みづらいんですよね。ラーニングピラミッドの話になってしまうのですが、講義(5%)や読書(10%)よりも、自ら体験する(75%)する方が定着が高いため、学習効果にかなりの差があると言われています。(引用:ラーニングピラミッド)
甲田:正直なところ、座学だと右から左に流れてしまい、正直あまり頭に残らずに終わってしまうことが多いと感じています。
具体的な研修内容については、牧野さんからお聞かせいただければと思います。
牧野:スリーシェイク様では経営視点を身に付けるというのがベースにあったので、『マーケティング・財務・経営戦略』をテーマに2日間の研修構成にしました。1日目は経営戦略の定石についての講義、そしてビジネスボードゲームで会社経営を疑似体験します。2日目は、ゲームの中でなぞらえながら実際に事業計画を作成し、それをもとに会社経営の疑似体験をします。
~研修風景~
各プレイヤーが経営者となり、毎回変化する仮想の市場で会社経営を行います。市場環境、プレイヤー間競合、財務状況などを意識しながらプレイしていきます。写真は市場調査をしながら、出店している様子です。(執筆者の甲田は途中でキャッシュが尽き、販売するための仕入れができなくなりました…)
ゲームに入る前に必ず、「Marketing Town!!!」の掛け声をしてスタートします(笑)
競合の様子を伺いながら、戦略を立てて真剣に取り組んでいます。
甲田:実際に体験をしましたが、ゲーム形式なのでみんな没入していた印象です。しっかり戦略立てて成功している人もいれば攻めの経営で倒産している人など、それぞれの経営をしていて面白かったです。(私はリスクを恐れた結果、面白みのない無難な経営で終わりました(笑))
また、今回疑似体験をしてみて、実際の会社経営に置き換えたらどれだけ大変なことなんだろうと思いましたし、今まで正直スルーしていた会社の数字も意識しなきゃとなりました。
牧野:まさにそれが今回の研修で得ていただきたい部分です。経営視点をとにかく自分事として当事者意識を持って身に着けることが大事だと考えています。また、経営戦略を身に付けるだけでももちろんいいのですが、経営戦略に紐づけてマーケティングや財務も学んでいただきたいなと。自分が立てた経営戦略について、マーケティング観点ではどんな動きが必要なんだろうと考えたり、一方で当然コストがかかるので、コスト払ってでもやるべきか?などトータルで考えて実践していくのが本研修のポイントかなと思います。
自己完結せず、共有するカルチャー
甲田:これまで多くの会社の研修を実施されていると思いますが、牧野さんから見てスリーシェイクメンバーの研修意欲はどうでしたか?
牧野:まず、意欲の高さがすごいなと。休憩時間中もゲームの戦略を考えたり、他のチームの結果を見にいって話を聞いたりしていて、真剣に取り組んでくださっているんだなと思いました。あと、印象的だったのがこれは研修受講コメントですが、「今回得た内容をメンバーにも共有して〇〇していきたい」と書いている方が多かったんですよね。自身の中だけで完結させず、チームに共有して全体を良くしていこうというマインドが文化としてあるので、組織として強くなっていくんだろうなと思いました。
神谷:本当に皆さん集中して受講してくれていました。やらされ感で受けるんじゃなくて、自分の中で必要なことと理解して受けてくれていたのかなって。
牧野:研修は、経済的コストはもちろん受講者さん自身の時間的コストも使うので、やらされ感で受けるってもったいないことなんです。そこを前向きに受けていただけるようにするのがもちろん我々の使命ですが、投資対効果を最大限に持ち帰っていただきたいなと思っています。
ーー 牧野さん本日はありがとうございました!
おわりに
当社では今後さらに人材育成に力を入れ、売上と組織の最大化に努めていきます。今後のスリーシェイクの発展にもぜひご注目ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。