プロダクト広報の視点で「プレスリリース」についてまとめてみました。
「プレスリリースって何?」「どんな効果があるの?」「どんなネタならいいの?」といった質問がしばしば社内からも寄せられますので、今回はプレスリリースについて、まとめてみようと思います!
私は、スリーシェイクのセキュリティツール「Securify(セキュリファイ)」とデータ連携ツール「Reckoner(レコナー)」のSaaSプロダクト広報を担当している徳山です。
広報業務を始めて3年目に入りますが、未だに学びが絶えない日々を過ごしています。
余談ですが、「取材依頼が来た!!!」と思いきや、広告枠の営業提案だったという経験はありませんか?
先日、当社に新卒で入社したセールスメンバーが
「○○をテーマにした特集企画を実施する運びとなりました。ぜひ、貴社サービスにおけるお話をお伺いしたいです。」(一部抜粋しています)
というようなメールを受け取り、これを取材依頼と受け止め喜んでいたのですが、実際には広告営業でした。
最初はがっかりしていた彼女ですが、すぐに切り替えて「取材として当社を取り上げてもらえませんか?非常にホットな○○の話題についてお話しできます!」と逆提案をもちかけていたのです。
なんともたくましい...!
彼女に限らずスリーシェイクのメンバーは、新しい発想やチャレンジを積極的に行うメンバーが多く、毎日がとても刺激的です。
さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です!
3-shake Advent Calendar 2024 シーズン1 12日目は「プレスリリース」についてです!
プレスリリースとは
まず、プレスリリースについて調べてみました。
従来、プレスリリースは、メディア関係者向けに作成する文書でしたが、近年は、対象を絞らず広く世の中に情報発信する際に用いられる「ニュースリリース」と同義として使用されているようです。
プレスリリースのメリットとデメリット
プレスリリースのメリットは、以下のようなことが挙げられます。
①認知と信頼性の向上
新聞、テレビ、ウェブメディアなどに取り上げられたり転載されることで、企業やサービスの認知向上に寄与します。
また、第三者による報道を通じて客観的に伝えられる情報は信頼性の高い情報として伝わります。
②コスト効率
プレスリリースは、広告などと比較して低コストで配信することが可能です。
一方、プレスリリースのデメリットとしては以下が挙げられます。
①掲載の不確実性
すべてのプレスリリースがメディアに掲載されるわけではなく、掲載されるかどうかはメディアの判断に委ねられます。
②掲載内容のコントロール不可
配信されたプレスリリースをもとに記者が記事を作成します。その内容に企業が介入することはできません。第三者の視点から書かれるため、必ずしも企業が伝えたい内容が反映されるとは限りません。
プレスリリースによる効果
メディア掲載
プレスリリース配信後に、メディアからの取材依頼や掲載につながれば、大きな露出に繋がり、認知度と信頼性が大幅に向上します。さらに、SNSでの共有や言及、記事の二次転載などから、結果として、非常に高い費用対効果を期待できます。
SEO効果
もうひとつ大きな効果として、SEO(検索エンジン最適化)対策が挙げられます。
SEOは、DR(ドメインパワー)を重要視しているのですが、DRを高めるためには被リンク(外部サイトから自社サイトに貼られたリンク)の獲得が重要です。
プレスリリースの掲載は、多くの場合、記事内のリンクが「nofollow」(リンク先をクロールしないよう検索エンジンに対し、ヒントとして提示するための属性値)に設定されており、これにより直接的なSEO効果は期待できないとされています。
(※2019年にGoogleが「nofollowリンクもランキングの一定のシグナルとして考慮する」と発表したため、現在ではdofollowほどの効果はないにせよ、Googleがリンク先を有益と判断した場合には、検索順位に影響を与える可能性があるとされています。)
しかし、プレスリリースから情報を引用されたり、広く拡散され、他のプラットフォームにリンクがはられることで、「dofollow」リンクがつくことがあります。
このように被リンクを獲得すると、ドメインパワーが強くなり、検索エンジンからの評価も高くなります。
さらに、広く拡散されることで、サイテーション効果(他サイトやSNSで言及されることで得られるSEO効果)も獲得できます。
サイト流入やコンバージョン(CV)の獲得
当社では、オンラインプレスリリース配信サービスの「PRTIMES」を利用してプレスリリースを配信しています。
PRTIMESはSEOに非常に強く、PRTIMESに掲載した記事からの直接的なサイト流入やコンバージョン(CV)にも貢献しています。
また、記事が配信された後、時間が経過してからも、メディア関係者が検索を通じて記事にアクセスし、それが取材につながるケースもあるようです。
プレスリリースの配信機会
いざプレスリリースを出そう!と思っても、ネタに困っている広報担当者さんも多いのではないでしょうか。
添付は、PRTIMES社が公開している「プレスリリースの配信機会」です。
出典:PRTIMES MAGAZINE
【PR TIMESノウハウ】プレスリリースの配信機会とは?5つの配信機会の書き方&事例を紹介(https://prtimes.jp/magazine/prtimes-delivery-opportunity/)
プレスリリースには、実はこんなに多くの配信機会があるのですね。
次回から、ネタに困ったら、この図を参考にしたいと思います!
おわりに
今回は、改めて「プレスリリース」について、まとめてみました!
また、以下のような記事も寄稿しています。
得られたノウハウや知見は、今後も、スリーシェイクnoteで共有していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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