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スリーシェイク入社3年目に向けた振り返りという名の在職エントリ

スリーシェイクのSreake事業部でDBREをやっている@nnaka2992です。2023年1月にJoinし、今年の終わりで在籍2年目が終わります。

スリーシェイクのnoteには、様々な方が入社時に自分の言葉で入社エントリーを書いていたり、会社についての考えのインタビューを受けています。しかし、自分の言葉で在職している想いを書いているエントリーはありません。であれば、だれかが書かなければなりません。誰も書かないならば私が書きます。

つまり、このエントリーはスリーシェイクでの2年間を振り返りと、3年目への思いを綴る在職エントリーになります。


長いので要約

  • 1年目はDBREチームの目指す方向性の定義とチームビルディングから初めて、自走可能なチームになった。初めてイベントで登壇した。

  • 2年目はプロジェクトをリードする立場を経験。大規模イベントで登壇した。

  • 3年目は大規模データを扱いつつ、メンバーのスケールに耐えるチームにしていきたい。

  • スリーシェイクは良くも悪くも、やりたいことを応援してくれる会社。

  • スリーシェイクではエンジニアを募集中です。

入社する前からこれまでの振り返り

入社するまで

私にとってスリーシェイクは新卒から数えて3社目になります。
1社目は店舗型の小売り系企業で、在庫管理システムのデータベースエンジニアを担当していました。もともとは機械学習やAIのようなキラキラした領域に興味があったのですが、この会社でOracle Databaseに出会い、トランザクションとストレージの素晴らしさに脳を焼かれてデータベースエンジニアとしてのキャリアを歩み始めました。

その次の会社ではデータベースをより極めたいと、データベースを専門とするSIerで保険会社やオンラインゲームに関するデータベースを扱いました。データベースを専門としてきたエンジニアに囲まれての業務は学ぶところも多く、刺激の多い毎日を過ごしていました。しかしデータベースのみを扱っていて、ある思いを抱きました。

「データベースだけやっていてもシステムはよくならない。」

それがスリーシェイクとの出会いのきっかけでした。データベースだけではよくならない。システム全体をよくするプラクティスであるSREを、データベースの視点から取り組んでいきたいと考えていた時に、スリーシェイクでDBREのポジションを見つけました。

入社1年目

私の所属するDBREチームは2022年12月から2023年1月にかけて立ち上がりました。つまり私の入社時期はチームの立ち上げ期でした。

スリーシェイクのSreake事業部におけるチームの立ち上げ期はお仕事がなければ、お仕事も定義されていませんでした。なのでまずはチームが何をするのか? チームが何を目指すのか? どのようなチームにしていくのか? から定義する必要がありました。

例えばチームとしてどのようなことをやっていくかという面ではDBREの対応メニューを定義しました。またチームの目指す方向性としてデータベースに関する本の輪読会や技術的な内容の共有会、隔週で実施する情報共有・雑談会を行うなど、インプット・アウトプットとメンバー間のコミュニケーションを意識して行いました。

DBRE対応メニュー
内部共有会の過去ログ

そう言った活動が実を結び、1年後にはより大きなチームの目標を達成するのに、DBREチームはどのような目標を立てればいいのかを定義できる自走可能なチームになりました。今いるチームメンバーの誰か一人でもかけていたら、今ほどすばらしい状態にはなっていなかったと確信しており、このメンバーでDBREチームを立ち上げられたことは私にとって最も重要な経験の一つです。

2024年上期のDBREチーム目標ディスカッション

より個人的な部分でのハイライトはこれまで触れてこなかった技術スタックの利用と、初めてイベントで登壇したことです。

現職について初めてのお仕事は使ったことないDatadogを、使ったことないAWSにホストされたアプリケーションに適用することでした。それまで監視といえばZabbixという組織にばかりいたためクラウドネイティブなモニタリング・オブザーバビリティツールは知らない概念の連続でした。

また入社1年目の一番のハイライトはイベントの登壇と言っても過言ではありません。スリーシェイク入社前まで登壇は限られた優秀な人が行うものという考えでしたが、スリーシェイクの入社すると一緒に働く人たちが当たり前のように大規模・小規模問わずイベントで登壇しており、カルチャーショックを受けたことを鮮烈に覚えています。

入社2年目

スリーシェイクでの2年目は私にとって、より堅く、より大きくする年でした。

これまでのお仕事の関わり方はメンバーや1エンジニアとしてのロールだったのが、2024年の半ばごろから少しずつプロジェクトをリードしていく立場も任せていただくようになりました。よくネットでは被る帽子の違いに慣れないという発信も見かけますが、個人的には見えるものと見なければいけないものの多さに翻弄された記憶があります。また今までこのポジションをやってくれた方々のおかげで快適にお仕事ができていたのかと頭が下がる思いでした。プロジェクトをリードする立場として学ぶことは多く、日々ああすればよかった、これはよかったと何かしら自分の糧となるものが見つかります。ときには一緒にプロジェクトに参画してもらっているメンバーにサポートしてもらったり、より経験豊富な方にフォローいただいたりと感謝する機会がが増えました。

また他にもGoogle Cloud Partner Top Engineer 2025のData Management部門で表彰いただくなど、これまで何となくで行なってきた外部への発信を評価していただく機会もありました。

Partner Top Engineerのクライテリアの一部には外部発信が含まれているため、Google Cloud関連の登壇は5件、ブログ投稿は4件行いました。その中でも200名以上の前で話したGoogle Cloud Next '24のセッションは初めての大規模イベントでスポンサーをして、登壇機会をくれた会社には感謝がつきません。

一方で外部発信関連はGoogle Cloudに偏重してしまった部分があるので、2025年はよりニュートラルに活動できればと考えています。

スリーシェイク3年目に向けた目標

私の所属するDBREチームではトランザクションシステムとデータ分析の両方を扱っています。これまでの2年間で大なり小なりトラブルはあったものの、よくある小〜中規模のデータ量を持つシステムに対するケイパビリティを獲得することができました。
しかし、データ量は大きくなるほど扱いが難しくなり、予期せぬトラブルを発生させます。あくまで個人的な目標ですが、スリーシェイクでの3年目はペタバイトクラスの大規模なトランザクションシステムとデータ分析システムへの取り組みを行なっていきたいです。

また今後DBREチームのメンバーがより増えていくことを前提に、メンバーが増えてもクオリティを保ったままスケールする仕組みの構築を目指していきたいです。

スリーシェイクの中から見た良いこと・悪いこと

スリーシェイクの良いこと・悪いことは「求めるものには全てが与えられること」に尽きます。これはクレドやMVVといったワードではなく、単純に私が感じたスリーシェイクのあり方です。

スリーシェイクはNTTデータやSCSKといったお堅い会社と資本業務提携をしながらも、まだまだ創業10年目でベンチャー気質の残った会社です。ですので社内で足りないことがたくさんあり、対応しなければいけないことは山ほどあります。そうすると気になったことをやりたいと宣言するとこなせる範囲でいくらでもコミットすることが許されます。これは本当に様々なことをさせてくれて、例えば別事業部がデータベース移行を控えているからその手伝いをしていいか? なんて無茶な頼みですら快諾してもらえました。
私は比較的なんでもやりたい性分の人間で、xxのお仕事興味ありませんか? と聞かれれば全てやりますと答え、社内で足りない仕組みがあれば整備する活動を行ったりしていました。そうした結果、月の業務時間が非常に多くなってしまい、自分の首を絞めたこともありました。

もちろん業務時間が長くなることは大変ではあったものの、やりますといってやったことは評価され、私自身の経験としても蓄積され今後のキャリアに良いインパクトを及ぼすと確信しています。
ですので、このスリーシェイクのなんでもやらせてくれる社風は、適切に利用できれば自分の評価にも今後のキャリアにも良い結果をもたらしてくれるでしょう。ただし用量・用法を間違えると非常に辛いことになってしまいます。

おわりに

私の所属するSreake事業部ではSREやDBREはもちろん、セキュリティエンジニアやアプリケーションエンジニアの採用を行っています。
興味のある方は弊社の採用ページから、またはよりカジュアルな話が聞きたい場合私(@nnaka2992)にコンタクトしてみてください。


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